ドラマ『隣の芝生』

もう夏ドラマも終わりがけですが、なんだかんだで録画してしまうドラマが『隣の芝生』
橋田壽賀子さんのドラマは今まで見たことがなかったのですが、続きが気になり見てしまいます。橋田マジック？？
ドラマの始まりに流れる「ﾁｬﾗ~ﾁｬﾗ~ﾁｬﾗ~ﾁｬﾗ~♪」という音楽が、これから怖いもの見るぞ！という気にさせます
『渡る世間は鬼ばかり』も昭和のイメージでしたが、この『隣の芝生』も昭和を感じます。セリフの言い回しがちょっと古臭くて笑えます特に息子の太郎のしゃべり方・・・「別にいいじゃないか」とか「（テレビ）見せておくれよ」など・・・太郎にうって変わって、出来すぎた娘の花子は素晴らしいです（子供の名前も昭和っぽいですよね）

私が独身なら見なかったドラマだと思います。結婚してお姑さんが出来、自分も嫁という立場になると、重ね合わせて見てしまう部分がかなりあります。
夫の母はぜんぜん意地悪ではないのでピンとはきませんが、どの母親でも持つ息子に対する１００％の愛情に時々ハっとさせられます。以前読んだ本で「母親は息子に’かなわない永遠の片思い’をしている」という表現がありましたが、それがついつい頭にうかびます。
でもあんなお姑さんに対する嫁役の瀬戸朝香さんの言葉遣いや態度は完璧すぎて感服ですとりあえず、夫にも無理やり見てもらっているドラマです

でもドラマ自体は時代錯誤の感じもかなりある気が・・・誰かが家で留守番してなきゃいけないの？とか思っちゃう私は橋田ワールドからかけ離れてるのか？？自分では保守的だと思うのですが、さらに保守的で献身的なこの橋田ワールドに驚きです！！
でも瀬戸朝香さんが、メンズクラブで働いている時の華やかな雰囲気はすごく綺麗です瀬戸朝香さんだけが今っぽくて後はなんとなく古臭い雰囲気のこのドラマ。
前回放送で夫がとうとう浮気に走り・・・という展開最後まで気になります